創業融資のポイント 動物病院・ペットクリニック

公認会計士・税理士の鈴木泰浩です。弊事務所ででは、日本政策金融公庫の創業融資に関するサポートを行っております。

今回は動物病院・ペットクリニックにおける創業融資のポイントをお伝えします。

開業資金 どのくらい資金が必要か

設備資金と運転資金に区分して考えてみます。

設備資金

① 不動産関係費

動物病院・ペットクリニックの開業形態には、物件を賃貸での開業、土地購入新築開業があります。開業形態によって、費用は変動してきます。初めは、物件を賃貸する形態が多いと思われますが、賃貸での開業は、初期費用を抑えることはできますが、賃貸料を毎月払うことになるため、長期的な視点では物件購入以上の資金を払うケースが多いです。

② 設備工事費

動物病院・ペットクリニックの内装・外装工事費があげられます。

③ 医療機器

動物病院・ペットクリニック向け診療設備が必要になります。

④ 什器備品

机・椅子、ロッカー、キャビネットがあげられます。

運転資金

人件費、賃借料、水道光熱費、広告宣伝費、通信費等があげられます。開業資金として、毎月発生する運転資金のうち3ヶ月は考慮に入れることが望ましいです。

ポイント

ビジネス街や都会を開業場所にするのか、住宅街・郊外を開業場所にするのか、競合の有無等によって開業資金は変わってきます。

開業する動物病院・ペットクリニックの経営戦略に基づいた、事業計画(資金計画)が求められます。

創業融資のポイント

創業融資を通すためには、自己資金、事業経験、信用情報、事業計画の4つの要素から検討することが必要です。

創業融資を通すための基本的なポイントについては以下の記事をご参照ください。

【日本政策金融公庫 】創業融資を通すポイント 

動物病院・ペットクリニックの開業資金は不動産関係費、医療機器の関連費用で高額となる可能性があります。

日本政策金融公庫の創業融資では、自己資金は最低1/10確保することが求められますが、融資を確実に通すためには1/3以上を確保するのが理想的です。

自己資金を確保するのは簡単なことではありませんが、十分な自己資金を確保したということは、開業に向けた準備を行ってきたかの証明にもなります。また、どのように資金を確保したのかという点もチェックされるということも留意する必要があります。

事業計画(資金計画)のポイント

動物病院・ペットクリニックの経営については、軌道に乗る前と乗った後で分けて考える必要があります。日本政策金融公庫の創業計画書においても軌道に乗る前と軌道に乗った後での記載が求められます。

計画を立てる上で重要なことは、可能な限り細分化して考えていくことが重要になります。

まとめ

以上が動物病院・ペットクリニックにおける創業融資のポイントになります。

弊事務所では、創業融資の支援を行っております。

日頃より日本政策金融公庫との連携も図っており、公認会計士・税理士がきめ細やかなサポートを行っております。

1,000万円未満の創業融資については無料でサポートを行っております。(顧問契約が前提となります。)

日本政策金融公庫の創業融資に関しては、会計・税理士事務所オリナス・パートナーズへお問い合わせください。

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